ゴミ屋敷脱却から超断捨離のこと
先日ラジオで
家電の取り付けに伺ったお宅がいわゆるゴミ屋敷で大変でしたよ~。
というリスナーの投稿を読み上げていましたが、私がストレスMAXな生活をしていたとき、部屋はまさにゴミ屋敷でした。そんな経験から、部屋の状態はすなわち心の状態だと断言できます。部屋は整理整頓できていますか?
エヴァの綾波の部屋はベッドと文庫本、それにゲンドウ氏の写真ぐらいしかありませんでしたが、まさに心の有り様を表しているのではないでしょうか。これから、ゴミ屋敷の部屋が構築されるまでと、そこからの脱却、引っ越したのちの生活を綴っていきたいと思います。
ゴミ屋敷の構築
以前の記事で、住居の上階に親子連れが引っ越してきて警察沙汰になったことは綴りました。このときはゴミを捨てるとか部屋を整えるなんて余裕はなく、それゆえに"分別して決められた日に集積所へ出す"なんて複雑なプロセスはとてもできませんでした。ゴミはその辺に放置されてたまる一方でした。
以前の記事はコチラ↓
手がつけられない
ゴミ屋敷と呼ばれるお宅の主は、テレビ番組を見ているとどこか心の拠り所を失くしてしまい、精神的な問題をかかえているように見えます。私も同じで、ゴミをなんとかしないと…と思ってはいるものの、掃除をする気力がなく、上にほこりがかぶってしまい、もうどうしたらいいかわからなくなる。という段階を経て出来上がりました。
8万円の授業料
自分ではどこから手をつけたらいいかわからない。そんな状況だったので、特殊清掃の業者を呼ぶことにしました。このときの住居は2DKでしたが、一通り部屋の中を見てもらい見積もりを出してもらった結果、全ての部屋の荷物を一切合切捨てるのに18万かかるとのことでした。
作業の段階でいちいち「それは捨てる、これは残す。」といったことはやってられないので、とにかく捨てるというやり方だそうで…和室と洋室は自力でなんとかすることにして、手始めに外への通路でもあるDKだけ8万円払ってお願いすることにしました。
捨てられる電気ケトルの下
なぜこのとき書面で契約内容を書かせなかったのか悔やまれますが、作業が始まるとさすが他人なので躊躇がありません。DKにあるものがどんどん運び出されていきます。
予め「家電は残しておいて。」と言ってあったので、業者が作業を終えた際に見渡したDKには電子レンジや冷蔵庫といった家電は残されていました。が、よく見ると電気ケトルの下部分がありません。ゴミに紛れて捨てられたようです。
すぐに電話をして「家電は捨てないでって言ったじゃん!」と抗議すると、「知りません。そんな契約書は交わしていません。」などとぬかしおる。やられた…。製造元にダメ元で電話するも「ケトルの下部分だけでは販売しておりません。量販店で買い直したほうが安いかと…。」まぁそうだわな。
掃除とは捨てることと見つけたり
我、悪鬼羅刹となりて、目の前のゴミ全てを…捨てる!!
ということで換金できるものはブックオフに持っていき、そうでないものは分別して捨てるというのが段々楽しくなっていきました。最初の頃は分別できていないのでゴミを回収してくれないこともありましたが、慣れればゲーム感覚です。
それとガンガン捨てているうちに思ったのは、今まで文字通り積み上げてきたものを無価値なゴミへと変換することの快楽でした。仕事中も「今日は帰ったらアレとアレを捨てるぞ。」という廃棄願望と欲求が頭を支配します。今思うと狂気の沙汰です。
また、もし良い物件が見つかってもゴミ屋敷のままじゃ引っ越しできない。という名目を自ら設定したのも功を奏しました。
最終的には私服が上下それぞれ2種類、家具はベッドとノートPCとスマホと充電器、それに文庫本が数冊というリアル綾波状態になり、引っ越し業者が見積もりにきて(あ、なんかやべぇ奴だこいつ)という表情で固まっていました。
心を鬼にして捨てるべし
- いつか使うかも…のいつかは永遠に来ない
- 買い物をする前に"捨てやすさ"を考える
- そもそも不要なものは買わない
- 物の定位置を意識する
- 定位置から動かした物は、使用後もとに戻す
- 一時保管ボックスを作り、配置に迷ったものはそこへ
- 1ヶ月保管ボックスに入ったままの物は捨てる
これらを意識していれば、必ずゴミは減りますし、きれいな部屋が保てます。断捨離狂のたまきでした。