岩手へ… 2
車中泊で全身バキバキになりながらも心地よい目覚めのたまき。
とりあえず朝っ風呂ということで、近場で目星をつけておいた温泉に向かいます。
百目鬼(どうめき)温泉という怖い名前の施設。
農業用に水脈を掘ったら成分の濃い温泉が出たんで、それに合わせて凄そうな名前をつけたとかなんとか。大雑把に言うと、1リットルの温泉水を沸騰させて残った粉が11gあるっつー濃度。
そんな舐めたらしょっぱい風呂を浴びたのち、向かったのは芭蕉さんの句で有名な山寺。
玉こんにゃくを食べて、行ってきまーす。
蝉がシャワシャワと鳴いていて、容赦なく夏の日差しが照り付ける。
閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声
芭蕉さんもこうして同じ道を上ったかと思うと、暑さも少し風流のような。
立派な山門を潜り抜けたら…
着いた!
岩にへばりつくように建てられたお堂から下界を見下ろします。
風が心地いい。仙山線がのんびりと通過していきます。
下に降りたら少し早めの昼飯。
玉こんにゃくと冷奴、そして…
芋煮とそばのセット。
芋煮が具沢山で牛肉のうま味が沁みていて最高にうまい。
車麩も入ってるよ!
腹を満たしたら車に乗り込み北へ。
あんまりゆっくりもしていられないのです。
100キロほど北上し、秋田県へ。
ここは道の駅おがち。市女笠の形をした建物がかわいい。
秋田と言えば稲庭うどんでしょ。
というわけで冷たいトマトうどんを注文。
稲庭はいつ食べてものど越しつるんで本当にうまい。
ただつゆは比内地鶏の出汁が感じられるから、温かい方がいいかなー。
しょっぺぼだっこ。すみません、何が入っているのかよくわかりません。
調べたらしょっぺはしょっぱい、ぼだっこは鮭の事らしく、塩辛い鮭の事らしい。
言うほどしょっぺくなかったおにぎりを平らげ、秋田の地酒を啜る。
名物らしい豆腐の甘いの。
道の駅で買った山葡萄ジュース。
ぶどうジュースと何が違うのかわからん。
おにぎりだけじゃ足りなかったので、食事処でひっつみとごぼうのカリカリ揚げを頂きます。ひっつみは文字通り小麦粉の塊をひっ摘まんでお湯にぽーんと入れて茹でるすいとん的なもの。
ここのは平たい円盤型をしていて、何故かレモンが入っている。
厳密な定義はないのかな?ひっつみ…。
ということで、明日は秋田の新玉川温泉に行きます。